アウトドアテイストを取り入れたホンダの軽スーパーハイトワゴン「N-BOX JOY(エヌボックス ジョイ)」に、一部仕様変更と共に、特別な加飾と豪華な標準装備を備えた特別仕様車「ブラックスタイル」が登場しました。
「通常のN-BOX JOYとブラックスタイルは何が違うのか」「車両本体価格が高くなっているけれど本当にお得なのか」「ブラック基調の内装や荷室の使い勝手はどうなのか」と気になっている方も多いのではないでしょうか。
今回のブログでは、新型N-BOX JOY 特別仕様車「ブラックスタイル」の実車を確認しながら、外装・内装・標準装備・後席の利便性・荷室の車中泊性能まで詳しくレビューします。
目次
- 1 新型N-BOX JOY 特別仕様車「ブラックスタイル」とは?
- 2 「実質10万円差?!」といえる理由
- 3 【外装の違い】通常モデルとブラックスタイルのエクステリア比較
- 4 【内装の違い】シックに統一されたブラックインテリアと質感
- 5 【標準装備の差】9インチ大型ナビ・マルチビュー・ETC2.0が最初から付属
- 6 【後席と快適性】ファミリーユース・日常の利便性をチェック
- 7 【荷室・車中泊】進化した「ふらっとテラス」の実用性を検証
- 8 N-BOX JOY ブラックスタイルのメリットと購入前に確認したい注意点
- 9 通常モデルとブラックスタイル、あなたはどっちを選ぶべき?
- 10 まとめ:実質10万円差で手に入る上質アウトドア軽の決定版
新型N-BOX JOY 特別仕様車「ブラックスタイル」とは?
新型N-BOX JOY「ブラックスタイル」は、精悍なブラック加飾と先進の電装装備をパッケージングした注目の特別仕様車です。
アウトドアテイストを黒で引き締めた特別仕様車
ホンダのN-BOXシリーズに新たに加わった「JOY(ジョイ)」は、タフなギア感とくつろぎの空間を両立させたアクティブ志向の軽スーパーハイトワゴンです。標準のN-BOX JOYは、温かみのあるベージュやチェック柄を取り入れたリラックス感あふれる世界観が特徴でした。
今回新たに設定された特別仕様車「ブラックスタイル」は、そのJOYのアウトドアテイストをベースにしながら、各部にブラック加飾を施してシックで引き締まったスタイルに仕立て直したモデルです。可愛らしさやナチュラルな雰囲気が強かった通常モデルに対し、ブラックスタイルは男性・女性を問わず選びやすいクールで力強い佇まいを獲得しています。


「実質10万円差?!」といえる理由
| グレード | 車両本体価格 |
| N-BOX JOY(モノトーン) | 1,981,100円 |
| N-BOX JOY 特別仕様車 BLACK STYLE(モノトーン) | 2,385,900円 |
車両本体価格だけを比較すると、通常の新型N-BOX JOYに対して約40万円のアップとなっており、「軽自動車としてはやや高額になったのではないか」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、この価格差には明確な理由があります。ブラックスタイルには、通常グレードではオプション扱いとなる高機能な装備があらかじめ車両本体に組み込まれています。
- 9インチ Honda CONNECTナビ(専用通信連携対応)
- マルチビューカメラシステム(全周囲カメラ)
- ETC2.0車載器
これらを通常モデルに後付けオプションとして追加した場合、工賃やナビ本体・カメラ類を含めて約30万円相当の費用がかかります。
つまり、約40万円の価格差から電装装備の約30万円分を差し引くと、専用のブラック外装加飾・専用ブラック内装・本革巻ステアリング・専用ホイールキャップなどの特別装備一式が、実質約10万円前後の差額で手に入ることになります。
後からナビやETCを取り付ける予定だった方にとっては、むしろコストパフォーマンスが非常に高いパッケージ構成となっています。
【外装の違い】通常モデルとブラックスタイルのエクステリア比較
外装は、通常のN-BOX JOYが持つレトロポップな親しみやすさから一転し、ブラックアウトされたパーツによって力強く精悍な印象へと進化しています。
ブラックフロントグリルと専用LEDフォグライト
フロントマスクで真っ先に目を引くのが、専用のブラックフロントグリルです。
通常のN-BOX JOYではホワイトのホンダエンブレムなどを配した遊び心あるフロントフェイスが特徴的でしたが、ブラックスタイルでは中央のエンブレムまでダークトーンで統一されています。グリルの樹脂部分には、少し凹凸のあるザラザラとした質感のブラック樹脂が採用されており、タフなSUVテイストを巧みに演出しています。
また、フロントフェイスの印象を左右するライト周りも専用仕立てです。
- フルLEDヘッドライト:ライト内部の側面に施されたブラック加飾により、目元がよりシャープに引き締まっています。
- LEDフォグライト:フロントバンパー下部両端に標準装備され、フォグライト周囲のガーニッシュにもボディを引き締めるタフなブラック素材が使われています。
バンパー下部にあしらわれた、通称「カールおじさんのヒゲ」とも呼ばれるJOY特有のロアバンパー加飾もブラックに統一されたことで、車体全体の重心が低く安定して見えます。



足回りとサイドビュー(専用ブラックキャップ・サイドガーニッシュ)
サイドビューにも、ブラックスタイルならではの意匠が随所に散りばめられています。
装着されているタイヤは155/65R14(14インチ)です。一見するとアルミホイールのように精悍ですが、実は専用設計のブラックフルホイールキャップとなっています。キャップの中央部分は無骨なスチールホイールの風合いを演出しつつ、ホイールナット部分はしっかりとカバーして黒色で統一する手の込んだデザインです。
さらに、サイドビューを引き締めるパーツとして以下がブラック化されています。
- ドアミラー:艶のあるブラック塗装
- アウタードアハンドル:引き締まったブラック仕上げ
- ドアロアガーニッシュ:ドア下部にタフなザラザラ質感のブラックガーニッシュを配置
- フューエルリッド(給油口)カバー:通常モデルではオプション扱いとなる専用デザインのカバーが標準で装着
給油口カバーは、運転席側からプッシュして開ける仕様となっており、サイドビューの絶妙なアクセントとしてギア感を高めています。
リヤビューの質感向上と選べるボディカラー構成
リヤ周りにも細やかなこだわりが見られます。
テールゲート中央には「JOY」の専用エンブレムが誇らしげに配置され、リヤコンビネーションランプ周りも落ち着いたトーンでまとめられています。特にリヤバンパー周辺は、マットでタフなザラザラ樹脂素材と、艶感のあるグロス塗装パーツの2種類のブラックが組み合わされており、単調になりがちな軽自動車のリヤビューに高い立体感と上質さを与えています。エンブレム部分も落ち着いたダークメッキ調となっており、細部まで隙がありません。




なお、ボディカラーのラインアップには通常モデルとの違いがあります。
ブラックスタイルで選べる4色のうち3色は、ルーフがブラックになるスタイリッシュな2トーンルーフ仕様です。撮影車両の落ち着いたベージュをはじめ、各ボディカラーとブラックルーフのコントラストが非常に美しく、洗練されたアウトドアスタイルを実現しています。


【内装の違い】シックに統一されたブラックインテリアと質感
ドアを開けて車内に乗り込むと、通常のN-BOX JOYとは大きく異なる大人の空間が広がっています。
ベージュから一新!ブラック基調の撥水ファブリック×チェック柄シート
通常のN-BOX JOYといえば、温かみのある明るいベージュとチェック柄を組み合わせたカフェのようなインテリアが魅力でした。一方、ブラックスタイルでは内装の基調色がブラックへと大きく変更されています。
シートにはアイコニックなチェック柄が受け継がれているものの、全体がダークトーンのシックな色合いでまとめられているため、車内全体がグッと落ち着いた大人の雰囲気に包まれています。「JOYのコンセプトやチェック柄は好きだけれど、明るいベージュは可愛らしすぎて気恥ずかしかった」「日常的にアウトドアやDIYで汚れた服のまま乗るため、シートの黒系カラーを求めていた」という方にとって、待望の内装デザインといえます。
また、シート表皮には日常やレジャーで頼もしい撥水ファブリックが採用されているため、飲み物をこぼしてしまった際や、雨天時の濡れた傘・雨具による水滴もサッと拭き取ることができます。
本革巻ステアリングとブラック統一のインパネ周り
運転席に座ってハンドルを握ると、手触りの良い本革巻ステアリングホイールが迎えてくれます。ステアリングの縫い目(ステッチ)までブラックで統一されており、運転席からの視界に入るノイズが抑えられ、運転に集中しやすいシックなコックピットに仕上がっています。
ルーフライニング(天井の内張り)やピラー内側、インパネパネルに至るまでブラックで統一されているため、通常の軽自動車にありがちなプラスチッキーな印象を感じさせません。エアコンパネルなどの操作照明には温かみのあるオレンジ系のイルミネーションが灯り、無機質になりすぎない落ち着いた居心地の良さを演出しています。


【標準装備の差】9インチ大型ナビ・マルチビュー・ETC2.0が最初から付属
ブラックスタイルの大きな強みは、見た目だけでなく、毎日の運転を劇的に快適にする先進電装システムが最初から標準化されている点です。
高機能9インチHonda CONNECTナビとマルチビューカメラシステム
インパネ中央には、大画面で見やすい9インチのHonda CONNECTナビが堂々と標準装着されています。
画面のタッチレスポンスが良好なのはもちろんのこと、スマートフォンのような直感的な操作が可能です。さらに、インパネの「CAMERA」ボタンを押すと、車両を真上から見下ろしたような映像を合成してナビ画面に表示するマルチビューカメラシステムが起動します。
見通しの悪い交差点への進入時や、狭い駐車場での車庫入れ、縦列駐車の際にも周囲の死角をナビ画面上で隅々まで確認できるため、運転初心者の方や狭い路地の走行に不安がある方でも安心して運転できます。また、ナビ画面上でシートヒーターの作動状況などの車両設定を連動して確認できる点も使いやすさを後押ししています。
ETC2.0車載器の標準化と後付けオプションとの比較
運転席足元の専用ビルトインスペースには、ETC2.0車載器が標準で綺麗に収められています。
通常、新車を購入する際には「社外品か純正品か」「ETCはどうするか」とカタログを見比べながら見積もりを積み上げていく必要がありますが、ブラックスタイルであればドライブに必要な基本電装品が最初から揃っています。納車後に後付けする必要があるアイテムはドライブレコーダーやフロアマット程度に絞られるため、購入時の商談や見積もり確認の手間が大幅に減るのも隠れたメリットです。


【後席と快適性】ファミリーユース・日常の利便性をチェック
軽スーパーハイトワゴンとして圧倒的な支持を集めるN-BOX本来の広さと実用性は、ブラックスタイルでも一切損なわれていません。
両側パワースライドドアと快適装備(ロールサンシェード・360°UVカットガラス)
リヤドアには、運転席側・助手席側の両方にパワースライドドアが備わっています。スマートキーを携帯していればワンタッチで開閉できるため、両手に買い物袋を抱えている時や、小さなお子様を抱っこしている時でもスムーズに乗り降りが可能です。
リヤシートに乗り込むと、成人男性でも余裕で足を組めるほどの圧倒的な足元空間と、頭上空間の開放感があります。後席のサイドウィンドウには引き出して使えるロールサンシェードが内蔵されており、強い日差しを遮るだけでなく、プライバシーの保護にも役立ちます。さらに、窓ガラスには日焼けを防ぎ車内の温度上昇を抑える360°スーパーUV・IRカットガラスが採用されており、長時間のドライブでも同乗者が快適に過ごせる工夫が施されています。
左右パーソナルテーブルと新設された充電用USB Type-C端子
後席の快適性を高める実用的な機能も充実しています。
- 左右独立パーソナルテーブル:運転席・助手席の背面に折りたたみ式テーブルが標準装備されており、コンビニのドリンクや軽食を置くのに最適です。
- 充電用USB Type-C端子:後席利用者が手元ですぐにスマートフォンやゲーム機を充電できるよう、Type-C端子が標準化されています。
- チップアップ&ダイブダウンシート:N-BOX伝統の座面跳ね上げ機構(チップアップ)も健在です。後席の座面を上に跳ね上げれば、背の高い観葉植物や大型のクーラーボックス、折りたたんだベビーカーなどを後席足元スペースにそのまま積み込むことができます。



【荷室・車中泊】進化した「ふらっとテラス」の実用性を検証
N-BOX JOY最大の見どころである荷室空間「ふらっとテラス」は、ブラックスタイルでもその真価を余すところなく発揮します。
フロア下の収納ボックスと段差のないフルフラット空間
通常のN-BOXの場合、後席を前に倒すと荷室フロアと背もたれの間にわずかな傾斜や段差が生じます。
しかし、N-BOX JOYではフロア後端に専用のアンダーボックス(収納ボックス)が組み込まれており、フロア全体の高さをわずかに底上げしています。これにより、テールゲート側からレバーを引いて後席をワンタッチで前にダイブダウンさせた際、荷室フロアから倒したシート背面にかけてほぼ完全に段差のない真っ平らなフラットフロア(ふらっとテラス)が出現します。
シート背面にもブラックのチェック柄ファブリックがしっかりと張り巡らされており、荷室を開けた瞬間から統一感のある上質なリビングのような空間が広がります。フロア下に設けられた収納ボックスには、汚れやすい工具や洗車用具、アウトドア小物をすっきりと隠して収納しておくことができます。
車内で横になれる?スタッフによる車中泊検証
実際に車中泊や休憩に使えるのかどうか、店舗スタッフ(身長152cm)がフラットにした荷室フロアに横になって検証を行いました。
後席を倒した荷室スペースに仰向けに寝転がったところ、足先がテールゲートに当たることもなく、ゆったりと体を伸ばして完全にフルフラットの状態で横になることができました。テールゲートを閉めた状態でも圧迫感は全くなく、N-BOX特有の低床フロアと高い天井高のおかげで、まるで「車内に1畳ほどのプライベートな小部屋ができた」ような快適な居心地が得られます。
シート表面には適度なクッション性があるため、短時間の仮眠やパーキングエリアでの休憩であればそのまま横になっても体を痛めにくい仕上がりです。ただし、本格的な車中泊で一晩を過ごす場合は、表面の硬さを和らげるために薄手のアウトドアマットやインフレーターマットを1枚敷くと、さらに睡眠の質が高まります。
また、後席にも充電用USB端子が備わっているため、横になりながらスマートフォンを充電したり、読書灯や小型のサーキュレーターを動かしたりと、現代の車中泊ニーズに完璧に応える設計となっています。




N-BOX JOY ブラックスタイルのメリットと購入前に確認したい注意点
魅力的な装備が満載のブラックスタイルですが、選ぶ際にはメリットだけでなく事前に把握しておくべきポイントもあります。
選ぶメリット(高いコストパフォーマンスと所有欲を満たすシックな意匠)
- トータルコストの割安感:9インチナビ、マルチビューカメラ、ETC2.0が最初から含まれているため、後付けオプションを追加する総額を考慮すると実質約10万円の差額で豪華内外装が手に入ります。
- 男性・女性を問わないクールなデザイン:ブラックアウトされたグリルやホイールキャップ、落ち着いたブラックチェック内装により、街乗りからアウトドアまでシーンを選ばずスマートに乗ることができます。
- 購入手続きのシンプルさ:主要な電装装備が標準化されているため、グレードやオプション選びで迷う時間を最小限に抑えられます。
購入前に確認しておきたい注意点(ボディカラーの選択肢と汚れへの配慮)
- ボディカラーの選択肢が絞られる:通常モデルの全7色に対し、ブラックスタイルは全4色のみとなります。明るいモノトーンカラーやパステル系の色合いを好まれる方には選択肢が狭まる可能性があります。
- 泥や砂埃の汚れやすさ:ブラック内装は食べこぼしや皮脂汚れ、シミが目立ちにくいメリットがある反面、キャンプ場や砂浜で靴や衣服についた乾いた白っぽい泥・砂埃は、明るいベージュ内装よりも目立ちやすい特性があります。アウトドアで使用した後は、固く絞った濡れタオルでサッと拭き掃除をする習慣をつけると美しさを長く維持できます。
- 大人2名の車中泊には工夫が必要:1名での仮眠やソロキャンプであれば非常に快適ですが、大人2名が並んで就寝する場合は車幅の制約からややタイトになります。車中泊の頻度や利用人数に合わせて、寝袋の配置やマットのサイズを事前にシミュレーションしておくことをおすすめします。
通常モデルとブラックスタイル、あなたはどっちを選ぶべき?
どちらのモデルがご自身の使い方に最適か、判断の目安を整理しました。
ブラックスタイルがおすすめな人・使い方
- ナビやETC、バックカメラを最初からしっかり装着したい人
- 落ち着いた黒基調のインテリアやシックな外装デザインを好む人
- キャンプ、登山、釣りなどのアウトドアレジャーに気兼ねなく出かけたい人
- 仕事用とプライベート用の両方で違和感なく使える車を探している人
通常のN-BOX JOYがおすすめな人・使い方
- ナビや電装品は必要最低限にとどめ、初期費用をできるだけ抑えたい人
- 明るいベージュの内装で、リビングやカフェのようなくつろぎ空間を楽しみたい人
- ボディカラーを全7色の豊富なバリエーションから自由に選びたい人
- 近所での買い物や幼稚園・学校の送迎など、街乗りでの日常使いがメインの人
まとめ:実質10万円差で手に入る上質アウトドア軽の決定版
新型N-BOX JOY 特別仕様車「ブラックスタイル」は、従来のJOYが持つ高い積載性と「ふらっとテラス」のくつろぎ空間に、洗練されたブラック加飾と大画面9インチナビ・マルチビューカメラ・ETC2.0という充実の標準装備を融合させた、非常に完成度の高い一台です。
車両本体価格だけを見ると通常グレードより高額に映りますが、後付けオプションの費用を考慮すれば、実質約10万円前後の差額でこの専用デザインと利便性が手に入る計算になります。日常の買い物や通勤から、休日のソロキャンプやドライブまで、幅広いライフスタイルをスマートに彩ってくれる頼もしい相棒になるはずです。
外装のブラックパーツが放つ独特の質感や、黒基調のチェック柄シートの座り心地、そしてフラットにした荷室フロアの広さは、写真やカタログだけでは掴みきれない部分もあります。神戸・明石近郊で実際にN-BOX JOYや通常モデルとの違いを見比べてみたい方は、ぜひお気軽に店舗で実車の質感や使い勝手を確かめてみてください。


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